信号を赤にするタイミング
レスポンスという車情報サイトに、車よりも歩行者が多い交差点で、歩行者側の信号を基本的に青にしておいて、車が来たときだけ赤にするという実験の話があった。
なかなかおもしろい試みだと思う。
最初、「信号無視が半減とはすごいな」と思ったが、よく考えてみると、赤の時間が短くなっているはずだから、赤で渡る人が減るのはあたりまえだろう。
もし赤の時間が半減していたら、歩行者の行動はまったく変わっていないことになる。信号が歩行者の行動を追認しただけだ。
さらに考えると、車が来ているときしか赤にならないのに、それでも渡る歩行者が15%もいるというのもすごい。
事故があったとは書いてないし、その15%はたぶん無事に渡ったのだろう。そう考えると、車が来て歩行者信号を赤にするタイミングに甘さが約15%あるということになる。
歩行者常時青というのは、いい発想だと思うが、さらに歩行者の行動から信号のタイミングをチューニングする、という発想に進んでくれたらいいと思う。
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