ドライブ旅行シンポジウム レポ
東京モーターショーに行ってきました。
まあ、車とコンパニオンについては、あちこちで書かれているでしょうから、ここでは見てきたシンポジウムについて書くことにします。
「美しい日本、ドライブ旅行、楽しく・賢く・快適に」
第2回日本ITS推進フォーラムの第3部という位置づけになっています。第1・2部は、経団連ホールで開かれて関係者向け。この第3部だけは幕張メッセで一般向けという感じです。
司会は元TBSアナウンサーの木場弘子さんで、2部構成のパネルディスカッション(座談会)でした。
前半は「美しい日本再発見」
俳優の榎木孝明さんと永島敏行さん、写真家の須藤英一さんの3人が登場。
榎木さんがアジアを旅してまわったという話や、永島さんが日本の農業を応援しているといった紹介があったあと、須藤さんが「日本百名道」の中から次の道を紹介しました。
・北海道道106号線 (サロベツ原野の中をまっすぐに走る)
・知床横断道路 (知床の森にきれいな線形を描いて走る)
・磐梯吾妻スカイライン (荒涼とした地の中を走っていく)
・瀬戸中央自動車道 (瀬戸内海の景色に新たな見どころを追加)
・角島大橋 (白い砂浜とエメラルドグリーンの海への近さ)
・奥只見シルバーライン (ナトリウム灯が幻想的なトンネル)
・八幡平アスピーテライン (岩手山を望みながら走っていく)
・仁田峠循環道路 (島原のパノラマと雲仙普賢岳の迫力)
・高知県国道381号 (四万十川に沿って蛇行して行き、沈下橋が点在)
・なぎさドライブウェイ (ふつうの車で砂浜を走れる)
・国道243号美幌峠 (屈斜路湖へ落ちていくような道)
・秋吉台スカイライン (カルスト台地の中を走っていく)
・信貴生駒スカイライン (大阪の夜景パノラマ)
・佐賀県国道204号 (夕日に染まる棚田の景色)
・国道304号五箇山 (世界遺産の合掌造りの村)
・伊豆スカイライン (これは写真を見せただけで、特に説明なし)
木場さんから、どれが一番ですかと聞かれて、須藤さんは最初、1つは選べないとか言っていたのですが、さらに追求されて、北海道道106号線と答えていました。
あと、榎木さんが日本の世界遺産で水彩画を描くというDVDのさわりが紹介されました。
木場さんの司会もうまく、楽しい旅・風景・ドライブ談義という感じでした。メインは須藤さんの写真だったのでしょうが、私は「日本百名道」の本を持っているので、その点ではあまり目新しさはなかったかなと。
後半は「知って得するドライブ旅行」
ネクスコ中日本のETC担当部長の小山さんと、モータージャーナリストの両角岳彦さんが加わって、「日本ITS推進フォーラム」の本題とでもいう話へ。
まず両角(もろずみ)さんが「ITS」についてごく簡単に説明したあと、ETC担当部長からETCとスマートインターの説明(宣伝)がありました。部長のやや硬い説明を、こういう場に慣れている風の両角さんがわかりやすくフォローするという、いいコンビでした。木場さん曰く、実況・小山さん、解説・両角さん。
さらに両角さんが、携帯電話で道路交通情報を得られるATISを、携帯の画面を操作して見せながら紹介。
さらに部長が、ネクスコ中日本のホームページを使って、長野への1泊旅行という設定で、高速料金・所要時間や周辺の観光情報を調べるのを実演しました。インターネット・エクスプローラーがエラーでお亡くなりになってしまうというアクシデントもありましたが、ETCの通勤割引や早朝深夜割引で5割引というのを一番アピールしたいようでした。
最後に両角さんが、運転の仕方によって燃費がすごく変わるという話をしました。
後半の印象は、スポンサーがネクスコで、ETCの普及促進がメインという感じでした。燃費の話が一番興味があったのですが、時間がなくなってしまい、駆け足だったのがやや残念。
入場時に、須藤さんとETC担当部長の原稿集やパンフレットに、飲み物(スポーツドリンク)をくれたうえ、帰りにアンケートを出すと粗品をくれました。何種類があるようでしたが、私はVICSのメモホルダーをもらいました。
入場無料のうえ、事前にインターネットで申し込むとモータショーも無料で見られたので、まあお得なイベントだったかなと。
↑シンポジウム会場は撮影禁止だったので、地球模様のF1カーの写真を。
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