高速道路で遠くへ行きたい
国土交通省と高速道路各社から、高速道路料金の引き下げ案が発表されました。
そのうち、深夜割引と夜間割引は、物流の効率化ということで、主に長距離トラックを対象としたもののようです。
ドライブに一番関係ありそうなのが、休日昼間割引です。
これまで、朝と夕方の時間帯だけだった通勤割引が、その間の昼間も適用される形になっています。
適用条件をみると、休日のみ限定ですが、地域の活性化・観光振興が目的ということなので、まあそうかなと思えます。
でも、距離が100キロまでという条件が、通勤割引と同じように、ついてるんですよね。
通勤割引が100キロまでなのは、それほど遠くでもないから無料の一般道で行こうかな、と考えるドライバーに、高速道路を使ってもらおうという意図だと思っていました。
逆にいうと、距離が100キロ以上であれば、ほおっておいても高速道路を使うだろうから、わざわざ値引く必要はないと。
でも、今回の目的は、地域の活性化・観光振興なんですよね。
ガソリンが高くなったから、車で遠出するのをやめて、近場で済まそう、と考える行楽客に、それでも遠出してもらおうという意図だと思えます。
ガソリンが高くなった影響は、大都市から遠く離れた観光地ほど、大きいんじゃないでしょうか?
近場の観光地は、わりと影響が小さそうだし、熱海などはむしろ客が増えているそうです。
遠出してもらうのが目的なら、遠くへ行くほど安くなる、というと語弊がありますが、距離が長いほど割引率を高くするべきじゃないのかなぁ?
この休日昼間割引の条件だと、大都市から100キロ以内の安近短な地域と、それより遠くにある地域との格差が、ますます拡大してしまうように思えるんですけど。
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