高速料金が安くなったわけ
高速道路が地方部で休日半額・上限1000円、大都市近郊でも3割引になり、このゴールデンウィークには、去年の約2倍の渋滞があったようです。
過去最多の交通量とか、過去最長の渋滞というところもありました。
これって、単なる経済対策ではないように思えます。
高速道路が大渋滞すれば、その結果として、今ある道路では足りないという話になります。
つながっていないところは、つなげないと。
車線数が少ないところは、広げないと。
東名阪のような基幹軸は、2本目も通さないと。etc
つまり、高速道路はもっと作らないといけないという、国民世論、政治状況を作り出すための仕掛け。
テレビのニュースでは、「安くなったのはいいですけど、渋滞対策をなんとかしてもらいたいですね」なんて利用者のコメントが紹介されていました。まさに、狙い通りのコメントです。
多くの国民を巻き込んで、というか、渋滞に巻き込んで、この仕掛けを考えた人はすごいなと思います。見事に狙いが当たってますから。
去年あたりには、ガソリン税の暫定税率や道路特定財源にからんで、無駄な道路はもういらないという動きがけっこうありましたから、それへの反撃かも。
私などは、新東名の東京~神奈川の区間もちゃんと作るべきだと思うし、中央道の八王子~上野原も6車線化してほしいので、方向としては賛成なのですが。
大渋滞のニュースを見ながら、してやったりと、どこかでほくそ笑んでいる人たちがいるんじゃないか?
・・・なんてことを渋滞にはまりながら考えた、連休ドライブでした。
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